第2四半期の実質GDP成長率、前期比0.9%

(フランス)

パリ発

2021年08月05日

フランス国立統計経済研究所(INSEE)の7月30日付の発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますによると、2021年第2四半期(4~6月)の実質GDP成長率は前期比0.9%となった(添付資料表参照)。同年第1四半期(1~3月)は0.0%だったが、新型コロナウイルス対策の5月からの段階的な移動制限措置の緩和を受け、景気の回復基調が明らかになった。GDPは2019年第4四半期(10~12月)比でマイナス3.3%となり、新型コロナ危機以前の水準には戻っていない。

需要項目別に成長率みると、GDPの約5割を占める家計最終消費支出は前期比0.9%と前期の0.2%から加速した。特にサービス支出の持ち直しが顕著で、ホテル・レストランはバー・レストランの営業再開を受け42.8%の急激な伸びを示した。一方、工業製品への支出は4月導入の移動制限措置で非必需品を扱う店舗が閉鎖されたことから、マイナス4.7%と低迷した。

総固定資本形成の成長率は前期比1.1%となり、前期の0.4%から伸びを強めた。企業設備投資は0.7%と前期の1.0%から減速したが、住宅投資は2.7%(前期マイナス1.1%)とプラスの伸びに転じた。形態別にみると、建物・建築物は1.8%(前期1.1%)と前期から伸びが加速し、サービス(無形財)も1.3%と前期のマイナス0.6%から持ち直した。GDP成長率に対する内需(在庫の動きを除く)の寄与度は0.9ポイントで、前期の0.1ポイントから大きく伸び、経済成長を支えた。在庫変動はGDP成長率を0.2ポイント押し上げた。

第2四半期の貿易は、輸出が前期比1.5%増と前期の0.5%減から好転し、輸入も1.9%増と前期の1.1%増から加速した。輸出の伸びは輸送機器(5.5%増)や食品(5.6%増)が牽引した。輸入は工業製品が医薬品を中心に2.0%増の伸びを示した。輸入の伸びが輸出の伸びを上回ったことから、第2四半期の外需(純輸出)の寄与度はマイナス0.1ポイントとなり、外需のGDPの押し下げ効果は、前期のマイナス0.5ポイントから大きく縮小した。

(山崎あき)

(フランス)

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