米ウェイモ、サンフランシスコで自動運転配車サービスを試験的に開始

(米国)

サンフランシスコ発

2021年08月27日

米国の自動運転技術開発のウェイモ(本社:カリフォルニア州マウンテンビュー)は8月24日、サンフランシスコで自動運転配車サービス「ウェイモ・ワン」のパイロットプラグラムを開始したことを発表した。

サンフランシスコでのパイロットプログラムで使用する車両は、全電動のジャガー・I-PACE。ウェイモの自動運転技術「ウェイモ・ドライバー」第5世代(注)を装備しているが、現時点では自動運転スペシャリストが同乗する。同プログラムの乗客は、ウェイモ・ワンのアプリから配車を手配することができ、今後のサービス拡大に向けウェイモにフィードバックを行うことになっている。同プログラムは、選ばれた少数の乗客とともに既に開始しており、今回の発表で乗客の対象をさらに広げることになる。対象には、車椅子利用者などあらゆるモビリティ・レベルの乗客を含むとしている。

同社は、2017年アリゾナ州フェニックス都市圏で自動運転配車サービスの試験運転を開始し、2018年に正式にウェイモ・ワンを立ち上げている(2021年6月21日記事参照)。

(注)ハードウエアセンサーの最新版で、360度センサーと長距離カメラで500メートル以上先の歩行者や一時停止標識なども認識できる。

(田中三保子)

(米国)

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