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上半期の輸出、輸入の伸び率上回る前年同期比約40%増

(トルコ)

イスタンブール発

2021年08月11日

トルコ統計機構(TUIK)の発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(7月30日付、暫定値)によると、2021年上半期の輸出は前年同期比(以下同)39.8%増の1,049億4,494万ドル、輸入は同27.4%増の1,261億1,101万ドルとなり、貿易赤字は同11.4%減の211億6,607万ドルとなった。6月単月では、輸出が前年同月比46.9%増(197億7,500万ドル)、輸入が38.7%増(226億2,800万ドル)で、輸出入ともに好調に伸びている。

上半期の輸出を品目別にみると、一般機械(40.8%増)、自動車・同部品(30.7%増)、鉄鋼(66.4%増)、金を中心とした貴金属類(70.8%増)、電気機器(43.4%増)といった主力が軒並み2桁増だった。輸出先を国・地域別にみると、全体の41.8%を占めるEU向けが自動車・同部品や衣類、化学品、鉄鋼などで大きく伸びており、42.4%増だった。特にドイツ、イタリア、フランス、スペインが好調だった。米国、英国なども好調で、サプライチェーン再編と現地通貨トルコ・リラの主要通貨に対する減価が欧米向けを中心とした輸出産業に好感している。欧州以外でも、中東などの周辺国向けも好調で、アラブ首長国連邦(UAE)が2.3倍と大きく伸ばした。

輸入を品目別にみると、鉄鋼が83.8%増と急伸している。トルコの鉄鋼業界は生産、輸出ともに伸びているが、輸入が突出したかたちとなっている。最大の輸入品目である鉱物性燃料も、3月以降に急増しており、30.9%増だった。その他、一般機械(38.3%増)、電気機器(39.7%増)といった主要品目も2桁増と大きく伸ばしており、トルコの生産活動は順調な回復を見せている。また、自動車・同部品も7月に減速がみられたとはいえ、国内販売の好調は続いており、63.3%増だった。他方、2019年下半期に高まった金需要は反転し、貴金属類は52.1%減と最大のマイナス寄与となった。国・地域別では、中国からが45.8%増、ロシアも44.7%増と好調だった。EUもドイツ、イタリア、フランスを中心に36.1%増と主力は軒並み2桁増だった。他方、米国はリラ安などもあって1.9%減、スイスからは主力の金需要の縮小で12.3%減だった。

(中島敏博)

(トルコ)

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