デング熱の感染に注意、症状を見極め適切な対応が必要

(バングラデシュ)

ダッカ発

2021年08月16日

バングラデシュでは、デング熱の感染者が増加している。デング熱の症状の特徴としては、発熱や目の奥の痛み、関節痛、筋肉痛などだ。発熱や筋肉痛は新型コロナウイルスの症状と共通しているため、症状を見極め適切な対処、治療を受ける必要がある。

8月11日時点のデング熱の発症数は5,192件と報じられている(「デイリースター」紙8月12日)。2019年にはデング熱が流行し、年間で10万1,354人の感染が確認された。現時点ではそこまでのペースには至っていないものの、8月から9月ごろがデング熱の発症のピークとなることに加え、既に新型コロナウイルス関連で病床が逼迫する中でのデング熱患者の入院増は、医療体制にさらに負荷をかけることになるので、今後一層の注意を要する。

デング熱は、デングウイルスを持った蚊(ネッタイシマカやヒトスジシマカ)に刺されることで感染する。バングラデシュでは雨季で蚊が増える6月から11月ごろまで注意を要する。現地医療機関のメディケア・ジャパンのシェイク・アリムザマン会長は「デング熱の感染が疑われる際には、自宅でも検査可能な抗体検査キットを使って感染の有無を知ることが大切だ。現在の感染はダッカに集中しており、まずは蚊に刺されないように十分注意してほしい」と話す。

新型コロナウイルスの影響で外出の機会が減っているものの、蚊が媒体となって感染するため、室内の蚊の駆除対策や虫除け薬の活用など、特に日中、蚊に刺されないようにすることが重要になる。

(安藤裕二)

(バングラデシュ)

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