7月の自動車販売、3カ月連続で前年同月比減も、新エネ車は好調持続

(中国)

上海発

2021年08月13日

中国自動車工業協会(CAAM)が8月11日に発表した7月の自動車販売台数は、前年同月比11.9%減の186万4,000台で、5月以降3カ月連続で減少した。7月の自動車市場についてCAAMは「車載半導体が不足する危機的な状況や、原材料価格上昇などのマイナス要因が依然と影響したことに加え、国内で局地的洪水などを引き起こした厳しい気象条件や、新型コロナウイルス感染再拡大なども、自動車の生産と需要をある程度抑制した」と説明した。生産台数についても5月以降3カ月連続で前年同月比減となっている。

自動車販売台数の内訳は、乗用車が7.0%減の155万1,000台、商用車が30.2%減の31万2,000台だった。うち、新エネルギー車は前年の2.6倍の27万1,000台となった。また、自動車の輸出は好調で、2.8倍の17万4,000台となり、新エネルギー車の販売台数と自動車の輸出台数はいずれも単月の過去最高を更新した。中でも新エネルギー車については、1~7月の累計販売台数が147万8,000台で、過去最高だった2020年通年の販売台数(136万7,000台)を超えた。2021年の新エネルギー車の販売台数は前年比76%増の240万台とするCAAMの見通しが現実味を帯びてきた(2021年7月13日記事参照)。

今後の自動車市場に関して、CAAMは「中国経済は引き続き安定しているが、国外での新型コロナウイルス感染再拡大が車載半導体の供給不足を引き起こすリスクは依然として存在している。国内の局所的な感染再拡大も一定程度、需給に影響を与える可能性がある。加えて、原材料価格の高止まりは企業のコスト圧力を高めているものの、総じて自動車産業の発展については慎重かつ楽観的にみている」としている。

(高橋大輔)

(中国)

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