8~9月の新型コロナワクチン接種計画を発表、18~49歳を対象に追加

(韓国)

ソウル発

2021年08月05日

韓国の疾病管理庁(コロナ19予防接種対応推進団)は7月30日、2021年第3四半期(7~9月)の新型コロナウイルスワクチン接種計画(2021年6月21日記事参照)に基づき、「コロナ19予防接種8月~9月実施計画」を発表した。計画では、新たに18~49歳の接種計画の詳細を発表し、1,777万3,000人に対して接種を行う予定(優先接種対象者を除く)。

1.8~9月の予防接種実施目標

(1)9月中に3,600万人(全国民の約7割)に対する1回目のワクチン接種を完了。

(2)迅速かつ安定的なワクチン接種の実施(50代、18~49歳)。

(3)障害者、船員、ホームレス、未登録外国人などに対するワクチン接種対策の推進。

(4)高齢者のワクチン接種率の向上。

(5)ワクチン接種予約システムの改善を通じた利便性・公平性の確保。

2.18~49歳のワクチン接種計画

8月9~19日を事前予約期間とし、対象者は住民登録番号の生年月日の最後の数字が事前予約期間の日付の最後の数字と一致する日に限り予約可能となる「10部制」を導入する(添付資料表参照)。予約日の午後8時から翌日午後6時まで予約が可能で、その後、8月19日~9月17日まで追加予約と予約変更が可能となる。

接種日は8月26日~9月30日で、mRNAワクチン(米国のファイザー製またはモデルナ製)を接種する。

3.2021年第4四半期(10~12月)の方向性

ワクチン接種の実施基準では、妊婦と18歳未満は対象外(ただし、ファイザー製は16歳未満)だが、海外の動向や国内の専門家の意見を踏まえ、第4四半期に実施することを目標とする。

また、追加接種(3回目)については、国内の研究や国外の事例などを踏まえ、専門家への諮問を経て、ハイリスク対象者から第4四半期に実施する案を検討する。

(当間正明)

(韓国)

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