タイ政府、外国人向けに新たなワクチン接種登録サイトを開設

(タイ)

バンコク発

2021年08月03日

タイ政府は8月1日、新たに外国人向けの新型コロナウイルスワクチン接種登録に関するウェブサイトを開設外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。同日午前11時から運用を開始した。このサイトでは、これまでにワクチン接種を受けていない全ての年齢層の外国人の、ワクチン接種予約の登録が可能になっている。なお、予約可能な時間帯や接種可能なワクチンの種類などについての詳細は、現時点で言及はない。外国人のワクチン接種登録ついては、在タイ日本大使館ウェブサイトに以下情報外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますが記載されている。

  • タイ在住の全ての外国人(18歳以上)が、全ての都県において、このシステムで登録可能。
  • ただし、ワクチンの種類、接種日、場所を選択することはできない。
  • タイ外務省は、登録されたデータをタイ保健省に送付し、タイ保健省が優先順位付けを行う。その上で、タイ外務省または病院から、接種希望者に詳細が通知される。
  • 従来の外国人向けワクチン接種登録サイト(2021年6月11日記事参照)に登録をした者のデータは、新しい本登録サイトに引き継がれる。

外国人へのワクチン接種については、地方においても独自の動きがみられ始めた。地元紙「バンコク・ポスト」によれば、プラチュワップキーリーカン県では、ホアヒン病院が、県のワクチン接種登録サイトであるMor Prachuap Prom外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを外国人が利用する際にサポートする仕組みを整備した。このサイトに登録するためには13桁のID番号が必要となるが、外国人は同病院の登録窓口で番号の発行を依頼すれば、数分で容易にID番号を取得することができる。

(岡本泰、ナオルンロート・ジラッパパー)

(タイ)

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