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2020/2021年度のGDP成長率は5.5%、1人当たりGDP2,000ドル超える

(バングラデシュ)

ダッカ発

2021年08月12日

バングラデシュ政府は、2020/2021年度の経済成長率を5.5%と発表し、1人当たりGDPは初めて2,000ドルを超えた。新型コロナウイルスに影響を受けつつも、着実に経済成長を遂げた結果となった。

バングラデシュ統計局が8月5日、2020/2021年度(2020年7月~2021年6月)のGDP成長率(暫定値)や関連経済指標を発表PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)した(添付資料表1参照)。また、前年度(2019/2020年度)の経済成長率5.2%を3.5%に下方修正した。

項目別のGDPの伸びをみると、民間消費は5.0%増(前年度5.2%増)で、GDP比63.2%となった。投資は1.8%増(1.9%増)となり、GDP比は21.3%でここ数年では最も低かった。また、財・サービスの輸出は1.0%減(1.0%減)とマイナス成長になり、GDP比は11.2%、財・サービスの輸入は9.2%増(10.7%増)で、GDP比は14.0%となった。

セクター別のGDP成長率については、農林水産業を除き、前年度を上回った。特に鉱工業は6.1%(前年度3.3%)、うち製造業は5.8%(1.8%)と高い成長を遂げた。サービス業は5.6%(4.2%)、うち卸売・小売業は6.5%(4.0%)、ホテル・レストラン業は6.9%(1.8%)と前年度を大きく上回る成長となった。一方、農林水産業は3.5%(4.6%)と前年度を下回ったものの、着実な伸びを示した。報道(「フィナンシャル・エクスプレス」紙8月11日)では、農林水産業は国内の41%の就業人口を占めており、新型コロナウイルスの影響により都市部で失業した労働者が農村部に戻り、雇用を支える要素となった、と報じられている。

バングラデシュ統計局は、関連経済指標も発表した(添付資料表2参照)。人口は1億6,931万人と前年度から約200万人増加した。為替レート(期中平均)は、1ドル=84.81タカ(前年度84.78タカ)と安定したレートを維持している。背景には、2020/2021年度の順調な輸出状況に加え、2021年6月末時点の外貨準備高が460億3,914万ドルと過去最高水準に達していることがあるとみられる。1人当たりGDPについては2,097ドルとなり、初めて2,000ドルを超えた。1人当たり国民総所得(GNI)は2,227ドルで、好調な海外出稼ぎ労働者からの郷里送金が寄与している。郷里送金額は2019/2020年度の182億ドルに対し、2020/2021年度は36.1%増の約248億ドルを記録し、2年連続で過去最高額となった。

バングラデシュは、2021/2022年度の経済成長率の目標を7.2%に設定している。新年度も、新型コロナウイルスへの感染状況と感染予防・防止対策が成長率を左右するとみられる。

(安藤裕二)

(バングラデシュ)

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