ミャンマー、新型コロナ各種制限措置を7月31日まで再延長

(ミャンマー)

ヤンゴン発

2021年07月05日

ミャンマー外務省および運輸通信省などは6月30日、新型コロナウイルス対策の一環で同日を期限としていた、夜間外出禁止、集会の禁止などの各種制限措置および、国際線の乗り入れ禁止や入国ビザの発給停止などの入国制限措置を7月31日まで延長すると発表した(国営紙「グローバル・ニュー・ライト・オブ・ミャンマー」7月1日)。なお、新型コロナウイルス対策とは別に、ヤンゴン地域では午後10時から午前4時までの夜間外出禁止となっている(在ミャンマー日本大使館)。

保健・スポーツ省の発表によると、7月1日までの新型コロナウイルス感染者数は累計15万9,347人、回復者数は13万6,992人、死者数は3,347人、総検体数は274万3,783となっている。

6月以降、新規感染者数は急増しており、6月15日にはミャンマー国内で新型コロナウイルスの変異株感染者が確認されている(2021年6月18日記事参照)。7月1日の新規感染者数は、国軍による権力掌握(2月1日)以降、最多の2,070人となり、新規感染者を検査件数で割った陽性率は2割を超え、感染拡大に歯止めがきかない状況が続いている。

(細沼慶介)

(ミャンマー)

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