華北エリア最大の国家コンベンションセンターが天津にオープン
(中国)
北京発
2021年07月01日
6月24日に、中国で3カ所目となる国家コンベンションセンター〔国家会展中心(天津)、National Convention & Exhibition Center(Tianjin)〕が天津市にオープンした。
本コンベンションセンターは、中国・商務部と天津市政府の協力による重点プロジェクトで、中国国内では、広州交易会を開催している広州市、輸入博覧会を開催している上海市に続き、3番目となる国家級のコンベンションセンターとなっている。天津駅や天津濱海国際空港からから10キロ、天津港から20キロに位置し、展示場、会議場、商業施設、ホテル、オフィスなどが一体となったコンベンションセンターで、今回は第1期として80万平方メートルが先行オープンした。
2022年に予定されている第2期のオープン後には、敷地総面積134万平方メートル、展示エリア総面積55万平方メートル(室外展示エリア15万平方メートルを含む)となり、華北エリアでは最大の展示会場になる。第2期完成後に合計32となる展示会場は、支柱のない開放的なフロア構成を特徴としており、大型機材の搬入も容易な大型ゲートを備え、大型展示会や重工業展示会の開催に適した構造となっている。
今回、第1期のオープンに合わせて、6月24~27日に「中国建築科学大会・グリーン・スマート建築博覧会」が開催された。「グリーン・スマート・工業化」をテーマに、新インフラ(新基建)、グリーン建材、スマート建築などの関連企業約500社が出展、150以上の関連フォーラムやセミナーが開催された。
本コンベンションセンターでは今後、天津モーターショーや工業博覧会などの展示会イベントが予定されている(添付資料表参照)。
(唐澤和之)
(中国)
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