上半期の自動車生産・販売・輸出はいずれも好調

(韓国)

ソウル発

2021年07月26日

韓国産業通商資源部は7月15日、2021年上半期の自動車産業の概況(暫定)を発表した。自動車生産は11.5%増(前年同期比、以下同じ)の181万4,510台、国内販売台数は2.1%減の91万904台だったものの、2020年上半期は特別消費税の減免措置もあって過去最多の販売台数を記録した点を考慮すれば、2021年上半期は微減だが引き続き好調を維持した。輸出は27.9%増の104万9,658台と大幅な増加を記録した(添付資料表1参照)。

国内販売のうちモデル別では、グレンジャー(現代自動車)が5万2,830台、カーニバル(起亜)が4万6,294台、アバンテ(現代自動車)が4万222台、ソレント(起亜)が3万9,974台、K5(起亜)が3万6,345台と、上位5車種を全て国産車が占めた。

エコカーについては、国内販売台数は68.9%増の15万7,567台、輸出は37.1%増の17万2,921台となった(添付資料表2参照)。

地域別の輸出額は、北米向けが39.7%増の107億9,700万ドル、EU向けが56.3%増の41億7,700億ドル、ロシア・CIS向けが80.2%増の27億3,600万ドル、中東向けが0.9%増の16億9,000万ドル、中南米向けが約2.5倍の10億300万ドル、アフリカ向けが87.3%増の3億1,900万ドル、オセアニア向けが約2.1倍の14億6,800万ドル、アジア向けが64.9%増の14億1,300億ドルと、全地域で前年同期を上回った。モデル別では、コナ(現代自動車)、トレイルブレイザー(韓国GM)、アバンテなどの販売が好調だった。

(当間正明)

(韓国)

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