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デジタル人民元扱うATMを深セン市や蘇州市などで試験導入

(中国)

上海発

2021年06月24日

中国のATMメーカー大手の広電運通(本社:広東省広州市)は6月14日、江蘇省蘇州市や広東省深セン市などで複数の銀行と連携し、デジタル人民元を現金として引き出し可能なATMの試験的導入を始めたと発表した。

2020年以降、デジタル人民元の実証実験が深セン市、蘇州市、河北省雄安新区、四川省成都市、北京市、上海市、海南省、湖南省長沙市、陝西省西安市など10以上の地域で実施されている(「北京商報」6月17日)。デジタル人民元は現金と同等の価値を有し、今後、紙幣・硬貨と共存していくとされることから、ATMにはデジタル人民元と現金とを相互に交換できる機能が求められていた。

ATMでのデジタル人民元の現金引き出し操作は簡単だ。画面上で「デジタル人民元」を選択し、自身の携帯電話番号を入力した後、ショートメッセージ(SMS)として携帯電話に送付された検証番号を入力、「現金引き出し」を選択の上、金額を確定、パスワードを入力すれば、現金を引き出すことができる。預け入れの操作も同様に、ATM上で「現金兌換(だかん)」を選択、現金をATMに入れてパスワードを入力すれば、操作は完了する。

中国では、オンラインバンキングとモバイル決済の浸透により、銀行窓口での現金の取り扱いが減少、それに伴う行員の削減や、銀行の営業店舗の閉鎖・縮小が進んでいる。ATMの総設置台数と人口1万人当たりの設置台数はともに、2019年以降、減少傾向にある(添付資料表参照)。上海市の市街地でも、ATMの装置はあるが、実際には稼働していないものが散見されるなど、通貨および決済のデジタル化の影響もみられる。

(福田和俊)

(中国)

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