シドニー、新型コロナ感染拡大で2週間の自宅待機命令を発出

(オーストラリア)

シドニー発

2021年06月29日

シドニーを州都とするオーストラリア東南部のニューサウスウェールズ(NSW)州政府は6月26日、シドニー東部を中心に新型コロナウイルス感染者数が拡大傾向にあることを受けて、25日に発表した1週間の自宅待機命令について、2週間の期間延長と対象地域拡大を発表した。28日の発表では、NSW州の市中感染は130人まで拡大している(NSW州保健省外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。

シドニー大都市圏、セントラルコースト、ブルーマウンテン、ウーロンゴンの地域では、26日午後6時から7月9日午後11時59分まで、必要不可欠な場合を除いて原則、自宅待機が義務付けられる。

自宅から外出が許可される場合は以下のとおり。

  • 食料品、その他必要不可欠な買い物
  • 医療、介護
  • 10人以下の屋外での運動
  • 自宅で行うことができない必要不可欠な仕事、学習

上記以外のNSW州内の地域についても、規制を強化し、家庭への訪問人数は5人まで、屋内施設でのマスク着用義務などの制限措置が課される。また、上記の4地域へ21日までに訪問した者は、同地域を離れてから14日間の自宅待機を求められる。

(遠藤泰平)

(オーストラリア)

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