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スタートアップ支援の公的基金を創設、初回支援額は19億6,000万円

(ペルー)

リマ発

2021年06月21日

ペルー生産省(PRODUCE)とペルー金融開発公社(COFIDE)は6月15日、スタートアップ(SU)のエコシステムの活性化を目的とした「革新的起業家向けベンチャーキャピタル基金(FCEI)」の共同創設を発表した。FCEIは公的資金を原資としたペルー初のベンチャーキャピタル開発基金で、PRODUCEによる初回の投入資金額は7,000万ソル(約19億6,000万円、1ソル=約28円)に上る。

同基金の支援を受けたベンチャーキャピタル(VC)は、国内または太平洋同盟域内で、主に高い成長の可能性と経済的インパクトが大きい分野への投資が求められる。また、FCEIの出資比率はVCが求める金額の49%以下で、最高でも1VC当たり2,000万ソル以内とされ、社会・環境・経済的に持続可能性という面で実績があるVCへの出資が優先される。FCEI創設から5年以内は3~5社のVCへの出資が見込まれており、各VCからは少なくとも平均50社程度のSUへの支援が求められる。基金はCOFIDEの管理下に置かれ、同公社は自社ウェブサイトを通じて支援を受けたVCの情報発信を行う。

FCEIへの出資の申請開始は6月15日で、資金が尽きるまで継続する。応募方法は主に以下のとおりとなる。

  1. FCEIが対象となり得るVCを発表。
  2. 対象となったVCは、FCEIに自社の詳細情報を電子メールで提供(メールアドレス:fcei@cofide.com.pe外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。
  3. FCEIによる各案件を精査の上、同基金の投資委員会が最終決定する。
  4. 選定VCに対するFCEIからの資金提供の実施。

リモートで行われたFCEIの発足式に参加したホセ・ルイス・チコマ生産相は「ペルーには現在、20州に約540社のSUが存在しているが、その1割が資金不足などにより、設立後5年目の壁を越えることができないでいる」と指摘した。また、2022年にかけて多くのSUが直面する資金ギャップは1億4,500万ドルに上るとして、FCEIの創設意義を強調した。COFIDEのカルロス・リナーレス理事長も、2020年のSU投資額4,600万ドルのうち25%のみがペルー国内からの投資だとして、FCEI創設による国内のVC強化に期待を寄せた。

写真 FCEI発足式(PRODUCEフェイスブックより)

FCEI発足式(PRODUCEフェイスブックより)

写真 チコマ生産相(PRODUCEフェイスブックより)

チコマ生産相(PRODUCEフェイスブックより)

(設楽隆裕)

(ペルー)

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