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大統領選挙、新型コロナ下での選挙活動始まる

(イラン)

中東アフリカ課

2021年06月01日

イランでは、ハサン・ローハニ大統領の任期満了に伴う第13期大統領選挙の投票が6月18日に行われる。5月25日には7人の候補者が発表され(2021年5月27日記事参照)、選挙キャンペーンが始まったが、「新型コロナ禍」の中にあるため、主にテレビやSNSを通じた選挙活動が行われている。

イラン保健省の発表によると、5月31日の新型コロナウイルス新規感染者数は1万1,042人、死者数217人だった。新規感染者数が連日2万人を超えた4月の第4波からは大幅に減少したものの、感染が依然として拡大する中でも選挙を安全に実施するため、内務省選挙本部情報委員会は24日、国家コロナ対策本部が承認した選挙期間中の新型コロナ対策の詳細を以下のとおり発表した。

モスクや会議場、式場、体育館などの屋内では、選挙集会や演説会、討論会は禁止。ただし、イラン・イスラーム共和国放送(以下、国営放送)の番組内での討論は認める。

屋根のないスタジアム、教育機関や公的機関にあるオープンスペースでの選挙集会や演説会については、参加者1人当たり8平方メートルの確保、会場の収容人数の30%以下の参加者数、マスク着用などの条件を順守すれば認める。

屋内外の集会を制限したことから、候補者の政見をテレビやインターネットで国民に十分に提供するために、国営放送はテレビとラジオの選挙番組に最大の時間を割り当てること、通信情報技術省は選挙期間中にインターネットサービスに支障をきたさないようにすること、ユーザーや選挙本部に無料や割引のインターネットを提供すること。

投票日には、内務省は感染拡大防止のために投票所を増やしたり、屋外に投票所を設置したりするなどの対策を講じるとしている。また必要に応じて、投票時間は翌日午前2時まで延長可能としている。

アリ・ハメネイ最高指導者も5月27日、「選挙が行われるのは1日だが、選挙の影響は数年間続く」として、国民に投票を呼び掛けたが、改革派や穏健派の有力候補が失格となったことで、投票率が低くなることが予想されている。

イラン学生世論調査機関(ISPA)が5月26、27日に行った世論調査によると、「選挙に必ず参加する」と答えたのは37.7%、「たぶん参加する」は7.7%となり、ISPAは当日の投票率を36%と予想している(5月29日付イラン学生世論調査機関)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます

(稲山円)

(イラン)

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