アモイ市、生鮮コンビニで「徒歩15分便利生活圏」構築

(中国)

広州発

2021年06月10日

中国のアモイ市商務局は5月28日、「生鮮コンビニエンスストアのさらなる発展を促進するための若干の措置」外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを発表した。自宅から徒歩15分以内で生鮮食品など日常生活用品を購入できる「徒歩15分便利生活圏」の構築を掲げている。

2020年の新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛と生活用品不足の状況下でも、コンビニは生活インフラとして存在感を高めてきた。

中国商務部は2020年8月4日に「コンビニのブランド化、チェーン化への3年行動計画に係る通知」の後、5月28日に「都市の15分便民生活圏の構築を推進するための意見」外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを発表し、コンビニなどの発展の加速を図るとしていた。

今回のアモイ市の措置では、「成熟型社区(地域コミュニティー)の弱点補強、新しい社区のコンビニ店舗数の拡大」という原則の下、生鮮コンビニを整備し、1社区当たり最少2店舗を設置、新たに社区に開設する商業・総合サービスエリアの面積を社区の建築総面積の10%以上と厳格に規定した。

また、生鮮コンビニの導入を優先し、同市で大手コンビニチェーン(生鮮コンビニ)が新規開店した場合、1企業当たり最高200万元(約3,400万円、1元=約17円)を支給するほか、コンビニでの支払いや集配サービス、コピー印刷、洗濯など家事代行サービスを拡充する。

(梁梓園)

(中国)

ビジネス短信 6529c485f55d7683