7月1日まで全国で行動・移動制限を強化

(バングラデシュ)

ダッカ発

2021年06月30日

バングラデシュ政府は627日、628日午前6時から71日午前6時までの期間、全国的な活動および移動に制限を課すと発表した(添付資料参照)。616日以降、オフィスの操業や公共交通機関の稼働を可能としていたものの、直近の新型コロナウイルス感染拡大により、再び規制を強化した。主な制限の内容は以下のとおり。

  • 「リキシャ」と呼ばれる三輪タクシーや物資を輸送する車両を除き、全ての公共交通機関は全国で停止。法執行機関は、本通達の順守を徹底するため、必要な措置を講じる。
  • 全てのショッピングモール、観光地、マーケット、リゾート、コミュニティセンター、娯楽施設などは閉鎖とする。
  • レストランの営業時間は午前8時から午後8時までとし、デリバリーとテイクアウトのみの営業とする。
  • 政府機関や民間オフィスは、必要な数のスタッフで操業を可能とし、スタッフが出勤できる交通手段を提供すること。
  • マスク着用を徹底させ、必要であれば法的措置を取ることもできる。

現地報道では、71日からロックダウンが再開されると伝えられているが、工場操業の可否が焦点となっているようだ(「ザ・デイリースター」紙627日)。

(安藤裕二)

(バングラデシュ)

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