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ドイツ主要産業団体、2021年の生産見通しを相次いで上方修正

(ドイツ)

ミュンヘン発

2021年06月21日

ドイツでは、新型コロナウイルスの直近7日間の10万人当たりの新規感染者数が8.8人(6月19日時点)と減少中であるとともに、新型コロナウイルスのワクチンを少なくとも1回接種した人の割合が人口の50.6%に達しており(6月18日時点)、新型コロナウイルス感染に関連する状況が改善している。このような状況において、ドイツの主要産業団体は、2021年の生産見通しを相次いで上方修正している。

ドイツ機械工業連盟(VDMA)は6月9日、2021年の国内機械生産高の見通し外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを前年比7%増から10%増に引き上げた。世界的な景気回復とドイツ国外の主要市場の経済対策により、2021年1~4月の生産高が前年同期比で6.0%増加(速報値)したことを受けたもの。ただし、2021年の国内機械生産高(名目)予測は2,210億ユーロで、2020年(2,010億ユーロ)に比べて回復するものの、「新型コロナ禍」以前の2019年(2,260億ユーロ)の水準には戻らない見込みだ。VDMAは抑制要因として、サプライチェーンの逼迫や出張制限など、依然として新型コロナウイルスの感染状況が落ち着かないことの影響を挙げた。

ドイツ化学工業会(VCI)は6月9日、2021年の化学・医薬品生産高の見通し外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを前年比4.5%増とし、3月に発表した予測の3.0%増から1.5ポイント上方修正した。VCIによると、2021年第1四半期(1~3月)の生産高は、新型コロナ禍以前の水準以上に戻っている。設備稼働率も新型コロナ禍以前を上回る86.5%だった。クリスティアン・クールマンVCI会長によると、懸念点は素材や半製品の供給不足だという。

ドイツ電気・電子工業連盟(ZVEI)は6月10日、2021年の国内電気・電子生産高の見通し外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを前年比5%増から8%増に上方修正した。2021年前半の伸びを踏まえたもので、ZVEIは、国内生産高が2021年中に「新型コロナ禍」以前の2019年の水準に戻るとみている。また、ZVEIは気候保護法の改正(2021年5月24日記事参照)といった脱炭素化の流れが、業界にプラスの効果をもたらしつつあるとしている。他方、現状の課題として、ZVEIは部材・原材料不足と物流の遅れを指摘した。

(クラウディア・フェンデル、高塚一)

(ドイツ)

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