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メルコスール・韓国FTA交渉を1年4カ月ぶりに再開

(アルゼンチン、ブラジル、パラグアイ、ウルグアイ、韓国)

ブエノスアイレス発

2021年06月08日

5月31日から6月4日までの日程で、メルコスール・韓国FTA(自由貿易協定)第6回交渉がビデオ会議方式で開催された。パラグアイ財務省が発表した。2020年2月に開催された第5回交渉から、1年4カ月ぶりの交渉再開となった。

パラグアイ財務省は、物品の関税撤廃や削減について定める「物品の市場アクセスのための内国民待遇」章の交渉を担当しており、同省によると、貿易自由化の対象となる物品のオファーの交換方法について交渉した。また、同章の条文に関する分析を行い、実質的な進展があったという。

第7回交渉は2021年の下半期に予定されており、それに向けてサービス貿易、投資、貿易の技術的障害(TBT)、原産地規則、衛生植物検疫措置(SPS)、知的財産、貿易円滑化など、他の分野に関する作業部会が開催される予定だ。

アルゼンチンの5月9日付現地紙「バエ・ネゴシオス」(電子版)によると、韓国とメルコスール4カ国の双方は交渉再開に向けて協議をしていた。

アルゼンチンは2020年4月、それまでメルコスール4カ国が進めていた第三国・地域とのFTA交渉から「離脱する」と発表し、すぐに撤回している。その後のメルコスール加盟国間の協議でアルゼンチンは、「他の加盟国とは異なる速度で交渉に参加する」とされていた。本来、メルコスールでは加盟4カ国が一体となって第三国・地域とのFTA交渉を行わなければならず、さらに本FTA交渉において韓国側がそのような交渉形態を受け入れたかどうかは不明だ。

韓国の産業通商資源部の6月1日付発表によると、メルコスール側は、ウルグアイ外務省のパブロ・サデル局長を首席代表としたメルコスール4カ国の関係省庁の代表団が交渉に参加。今回の交渉には、アルゼンチンも参加したとみられる。しかし、現在、アルゼンチン政府は韓国とのFTAには慎重な姿勢を示しており、交渉の見通しは不透明だ。

(西澤裕介)

(アルゼンチン、ブラジル、パラグアイ、ウルグアイ、韓国)

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