ワクチン接種者465万人を達成

(ペルー)

リマ発

2021年06月11日

ペルーでは6月9日、国内の新型コロナワクチン接種者数が465万810人に達した(1回目のみ接種者315万2,996人と2回目接種者149万7,814人の合計数)。

2月8日に始まった全国ワクチン接種計画は、当初3段階に分けて実施される予定だった。ただ、その後、政府は同方針を撤回し、その都度、対象者と接種開始時期を発表する方式に変えた。開始当初は、医療従事者と治安維持に携わる国家警察や軍関係者を優先して接種が進められた。4月23日以降は年齢別に80歳以上から始まり、現在は60歳以上が対象となっており、2021年内には18歳以上の全国民が接種を終える予定だ。そのほかにも、ダウン症候群患者や透析患者、精神障害や神経発達障害患者、臓器移植患者または同移植待機リストにいる患者など、特定疾患を持つ人についても優先権が与えられている。いずれも、政府専用ページの対象者を確認する必要がある。

ペルーの在留資格を有する外国籍の人も、政府の接種計画の対象となっている。外国政府関係者は、ペルー外務省が所管機関となり名簿登録が行われる。ただ、接種する新型コロナワクチンの種類は指定できない。また、副反応などに対する政府補償については、(1)保健省が購入しペルー国内で接種したワクチンで、(2)重度の副反応を示し、(3)新型コロナワクチン接種との関連性を示す診断結果を有しているなどの3条件を満たした場合は、その時点での法定最低賃金を基に計算される一定の金銭補償の対象となる。

6月9日現在で、最も多く輸入されている新型コロナワクチンは米国ファイザー製(536万5,310個、注1)、2020年にペルー国内で第3相臨床試験を行った中国シノファーム製(200万個)、英国アストラゼネカ製(78万7,200個、注2)を加えると計815万2,510個になる。ペルー政府が契約済みの6,120万個の13.3%に達している(添付資料表1および2参照)。

このような状況下、米国を中心とした海外での接種を求めて渡航する人々も増えている。国内でいつごろ接種できるか不透明なためだ。5月19日付の保健省の発表によれば、7万人近くのペルー人が海外で接種を受けているという。ペルー旅行観光エージェント協会(APAVIT)によると、2021年2月から4月にかけて新型コロナワクチン接種を目的に米国に渡航した人々は6万6,000人に上り、増加傾向にあるという。

(注1)「COVAXファシリティー」により供与された82万7,190個を含む。

(注2)「COVAXファシリティー」により供与されたもの。

(設楽隆裕)

(ペルー)

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