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イスラエルとUAE企業がアブダビで水研究所の開設に合意

(中東、イスラエル、アラブ首長国連邦)

中東アフリカ課

2021年06月18日

イスラエル現地紙(6月1日付)によれば、イスラエルとアラブ首長国連邦(UAE)の企業が同日、アブダビに水研究所を開設する協定に署名した。研究所の開設は、イスラエルのテック企業Watergenおよびテルアビブ大学のモシェ・ミリラシビリ応用水研究所、UAEアブダビに本拠を置く食糧・動物飼料の生産を専門とする農業コングロマリットAl Dahra Group(注)の子会社Baynunahとの戦略的パートナーシップの下で行われる。

報道によれば、Watergenは空気を素材として、1日当たり最大6,000リットルの安全な飲料水を生成する技術や装置を有する。同社の技術は創業以来、遠隔地の村落、都市、病院、学校、被災地、オフィスビルなど、先進国および途上国80カ国以上で利用されてきたという。今回の共同研究所設立を通じて、既にアブダビで利用されているWatergenの製品展開をさらに拡大し、UAE、湾岸地域、アフリカなどの住民に安全な飲料水を提供することが期待されている。

協定の調印式には、Watergenのオーナー兼社長であるマイケル・ミリラシビリ博士、Al Dahra Groupのアル・デレイ副会長兼共同創設者、テルアビブ大学学長、テルアビブ大学モシェ・ミリラシビリ応用水研究所所長、イスラエルのエイタン・ナエ駐UAE臨時大使らが出席した。

ミリラシビリ博士は「(両国の国交正常化をもたらした)アブラハム合意は、中東諸国にさまざまな分野の関係を改善し、前進させる機会を与えた」とし、「この合意により、私たちイスラエル企業が中東の近隣諸国と協力して、この地域の困難な問題の1つである水不足を解決することができるようになった」と述べた。

また、テルアビブ大学副学長のミレット・シャミール教授は「共同水研究所は、私たちの特別な学術的な強みに基づいて築かれる。これにより、他の相互研究分野でのUAEとの協力、および学生と教員の交換プログラムなどへの道も開くだろう」と述べた。

(注)今回の合意に先立ち、Al Dahra Groupは2020年11月に、既にWatergenと戦略的パートナーシップ契約を締結している〔2020年11月26日付国営エミレーツ通信(WAM)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます〕。

(米倉大輔)

(中東、イスラエル、アラブ首長国連邦)

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