新型コロナ各種制限措置を5月31日まで再延長

ミャンマーの外務省および運輸通信省などは4月30日、新型コロナウイルス対策の一環で同日を期限としていた夜間外出禁止、集会の禁止などの各種制限措置および、国際線の乗り入れ禁止や入国ビザの発給停止などの入国制限措置を5月31日まで延長すると発表した（国営紙「グローバル・ニュー・ライト・オブ・ミャンマー」4月30日、5月1日）。

また、新型コロナウイルス対策とは別に課されていたヤンゴン地域の外出禁止措置が5月4日から、午後10時から午前4時までに緩和された（従来は午後8時から午前4時まで）。戒厳令の対象となっている6地区〔フラインターヤー、シュエピーター、新ダゴン（北）、新ダゴン（南）、ダゴンセイッカン、北オカラッパ〕も含まれる（在ミャンマー日本大使館）。

保健・スポーツ省の発表によると、5月3日までの新型コロナウイルス感染者数は累計14万2,842人、回復者数は13万1,989人、死者数は3,209人、総検体数は258万1,101人となっている。先週（4月25日から5日1日まで）の感染者は119人だが、医療従事者のボイコット運動（CDM）などにより、引き続き検査の大幅な停滞が続いている。

（細沼慶介）