新型コロナ対策の規制を一部緩和、ワクチン接種は720万人超

(モロッコ)

ラバト発

2021年05月24日

モロッコ政府は5月20日、新型コロナウイルス対策に係る規制措置の一部緩和を決定した。翌21日から以下のとおり変更された。

  • 夜間外出禁止時間を午後11時~翌日午前4時30分に短縮(変更前は午後8時~翌日午前6時)。
  • 商店、レストラン、カフェの営業可能時間を午後11時まで延長(変更前は午後8時まで)。

保健省の発表によると、5月20日の新型コロナウイルス新規感染者は333人、死者数は3人で、累計感染者数は51万6,091人、累計死者数9,109人となっている。5月に入ってからの新規感染者数は、連日1日当たり300人前後で下げ止まっている。

ワクチン接種については、人口が約3,522万人のところ5月20日時点で726万7,431人が1回目の接種を受け、うち474万8,289人が2回目の接種を完了している。ワクチン接種の対象年齢は、2021年1月28日の接種開始時は65歳以上だったが、現在では45歳以上が対象となっている。保健省は、近日中に40歳以上を接種対象にする見通しだとしている。

(石橋洋一郎)

(モロッコ)

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