遼寧省、6月末までに新型コロナワクチン接種率を3割強へ

中国の遼寧省衛生健康委員会によると、5月10日までに同省の新型コロナウイルスワクチン接種者数は延べ563万100人、接種回数は710万4,100回となった（注1）。現在、同省では1日に74万回の接種が可能で、1,926カ所の接種会場があり、同省では、6月9日までは1回目の接種、6月10日以降は2回目の接種に重点を置く予定で、6月末までに省内の接種対象者の3割強に相当する1,453万人への接種完了を目標としている。

主要都市別では、瀋陽市では5月11日午前0時までに延べ90万回の接種を完了し、大連市では5月6日午後5時までの接種者数は延べ313万人以上となり、接種率を常住人口の40％とした遼寧省の第1段階の目標を達成したとされる（注2）。

外国人が集中している大連ハイテクパーク（注3）は、4月29日から「自主申請、理解同意」の原則で外国人向けに無料でワクチン接種を提供しており、接種希望者（登録数）が400人以上となっている。外国人は、各居住地のコミュニティ（社区）または勤務先から予約を申請できる。

（注1）満18歳以上、かつ禁忌症状なしの条件を満たす対象者向けに中国産ワクチンを2回接種。

（注2）瀋陽市疾病予防センター、大連市衛生健康委員会による発表。

（注3）公安部門で登録ベースの外国人数は1,100人以上。

（李穎）