「ネイバー」「カカオ」のアプリで残余の新型コロナワクチン接種予約可能に
(韓国)
ソウル発
2021年05月28日
韓国の「コロナ19予防接種対応推進団」は5月27日から残余ワクチン(注)を有効活用するため、他の希望者に接種できるシステムを試験運用すると発表した。本格運用は6月9日開始を予定している。
このシステムは、残余ワクチンが発生した場合に「ネイバー」と「カカオ」アプリで提供するプラットフォームを介して、接種機関別の残余ワクチン情報が地図から確認することができ、当日の接種予約も可能。
残余ワクチンの照会方法は以下のとおり〔画面情報は報道発表の別添資料(韓国語のみ)参照〕。
1.ネイバー:(1)ネイバーアプリ、(2)ネイバー地図アプリ、(3)スマートフォンまたはインターネットのウェブブラウザの検索窓から「残余ワクチン」を検索。
2.カカオ:(1)カカオトークの画面下にあるシャープ(♯)タブで「残余ワクチン」を選択、(2)カカオマップアプリで検索。
地図上で残余ワクチンがある接種機関を選択した後、「予約」をクリックすると、当日の予約申し込みが完了する。ただし、申込者の個人情報を確認するため、本人認証を受ける必要がある。既にネイバーやカカオの認証書発給を受けた場合は省略可能。
また、アプリやインターネットで特定の接種機関を事前に最大5機関まで登録することにより、登録した機関で残余ワクチンが発生した場合、通知を受けることが可能。
残余ワクチン接種の対象はアストラゼネカ製ワクチンのみ。また、既にワクチンを接種した者、既に事前予約が完了している者、アストラゼネカ製の接種が推奨されていない30歳未満の者は対象外となる。
(注)予約したものの接種しなかった場合や、当日の医師の問診で接種不可となった場合に発生するバイアルに残ったワクチン。
(当間正明)
(韓国)
ビジネス短信 73e20efd4070dc26