中国、ミャンマーからの輸入品に対する食品安全対策を強化

(ミャンマー、中国)

ヤンゴン発

2021年05月07日

ミャンマー北東部シャン州のムセと国境を接する中国南部の雲南省瑞麗市で、中国がミャンマーからの輸入品に対する安全対策を強化している。国境エリアで3月末以降、ミャンマー人を含む新型コロナウイルス感染者が相次いで確認されたことを受けた措置。国営紙「グローバル・ニュー・ライト・オブ・ミャンマー(GNLM)」が報じた。

同紙によると、4月20日からトラック1台につき30サンプルを抽出し、新型コロナの検査が行われている。検査費用は1サンプル60元(約1,020円、1元=約17円)で、トラック1台当たり合計1,800元かかる。この費用は業者が負担しなければならず、陰性と判定されたもののみの貿易を許可する。また、新型コロナウイルス検査は、ミャンマーと中国の間で貿易に従事しているトラック運転手やブローカーなどの労働者全員に毎日義務付けており、この検査費用も1人1回60元という。

なお、ジェトロがミャンマー商業省に確認したところによると、中国側が行う輸入検査で不適となったものはミャンマー側が廃棄費用を負担するとのことだった。

(山岡寛和)

(ミャンマー、中国)

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