新型コロナワクチン接種者350万人達成時の追加緩和措置を発表

(ハンガリー)

ブダペスト発

2021年04月23日

ハンガリーのグヤーシュ・ゲルゲイ首相府長官は4月22日の定例会見で、新型コロナウイルスのワクチン接種者数が350万人に達した際の追加的緩和措置を発表した。これについては、オルバーン・ビクトル首相が14日、飲食店のテラス営業を再開するとしており(2021年4月15日記事参照)、今回その詳細発表となった。グヤーシュ長官は、接種者350万人は23日に達成し、翌24日には緩和が開始される見込みとした(22日午前8時の発表時点で341万9,450人が接種済み)。

長官は「飲食店のテラスでの夜間営業については、午後9時半まで可能とする。夜間外出禁止の開始時間については、現在の午後10時から1時間遅らせて午後11時からとする」とした。

従業員向けの賃金補助制度については、テラス席での営業を再開したレストランに対しても5月まで補助対象とすることを付け加えた。

グヤーシュ長官はまた「オルバーン首相は近日中に、ワクチン接種者が400万人に達した場合の追加緩和措置についても発表するだろう」とし、その際には緩和措置の内容とともに、免疫証明書を持つ者に対してどの措置が免除されるかについても語られるだろうとした。

(末廣徹)

(ハンガリー)

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