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米グリーンアンモニア企業に大阪ガス、三菱重工などが出資

(米国)

ヒューストン発

2021年04月14日

大阪ガスの米国子会社オオサカ・ガスUSAは4月9日、スターファイア・エナジー(本社:コロラド州デンバー、以下スターファイア)に出資したことを発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。スターファイアは、低圧・省エネルギーな触媒技術を用いて、グリーンアンモニア(注)を製造する分散型ソリューションを開発している。

今回の出資は、これまでもクリーン水素やクリーン燃料を製造する米企業への出資を実施している三菱重工業との共同出資となる。両社によると、米国石油ガスメジャーのシェブロン傘下のシェブロン・テクノロジー・ベンチャーズ、英国の投資ファンドのAPベンチャーズも同社への出資に参画している。

スターファイアが開発した独自の触媒技術は、再生可能エネルギー、空気および水のみを投入してグリーンアンモニアを製造することができる。また、同社は、アンモニアを水素に分解し、水素を効率的に貯蔵・輸送できるシステムも開発している。スターファイアは今回確保した資金により、通常では二酸化炭素(CO2)の排出が避けられないアンモニア生産工程を、脱炭素化する装置の商用規模での開発を進める。

米国三菱重工の新規事業開発担当の境亮祐氏は、今回の出資について「当社は、グリーンアンモニアを燃料利用と水素輸送のための重要な新しいエネルギー源として見ている。水素およびアンモニアを燃料とするガスタービンなどの技術を開発し、需要を創出することにより、製造から利用までの水素およびアンモニアのバリューチェーンを拡大できる」としている。

スターファイアの製造するグリーンアンモニア製造装置は、サイトでの組み立てが容易なことから、必要な需要地で、電力用ガスタービン、大型船、鉄鋼やセメントなど産業用熱処理、燃料電池自動車などに、カーボンフリー燃料を低コストかつ安定的に供給することができる。境氏は「分散型グリーンアンモニア生産ソリューションを持つスターファイアと連携することは、業界と顧客の双方が目指す脱炭素化目標を達成することに役立つと確信している」と述べた。

(注)再生可能エネルギー電力、水、空気を原料とし、製造時に二酸化炭素(CO2)を排出しないプロセスで製造されるアンモニア。

(沖本憲司)

(米国)

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