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ビンファストがEV受注開始、バッテリーはサブスク

(ベトナム)

ハノイ発

2021年04月02日

ベトナムの大手複合企業ビングループ傘下の自動車会社ビンファストは3月24日、同社初となる電気自動車(EV)「VFe34」の受注を開始した。1月に発表した自動運転支援機能付きのEV3車種のうちの1つで、当初は5月の受注開始を予定していたが、1カ月ほど前倒しとなった。納車開始は11月の予定だ。

「VFe34」はCセグメントのスポーツ用多目的車(SUV)クロスオーバータイプ。42キロワット時(kWh)のバッテリーを使用し、フル充電で300キロ走行できる(添付資料表参照)。

国内販売価格は6億9,000万ドン(約331万2,000円、1ドン=約0.0048円)。バッテリーはサブスクリプション方式(定額利用サービス)で提供する。月間利用料は145万ドンと、ガソリンでの走行にかかる費用と同水準に設定されている(注)。バッテリーは充電性能が70%を下回ると、新品と交換できる。顧客の初期費用を抑えると同時に、バッテリーの品質リスクを保証するという。

6月末まではプロモーションとして、1億ドンを値引きし、バッテリーの定額利用サービスも1年間無料で提供する。また、ガソリン車から買い替える顧客は、ビングループの「グリーン・フューチャー・ファンド」から1台当たり3,000万ドンを贈呈。購入をキャンセルしても、保証金1,000万ドンを全額返金する。ビンファストによると、24日の受注開始から12時間で3,692件の受注を記録したという。

EV普及へネットワーク構築急ぐ

ビンファストは現在、充電施設の整備を進めており、1月に首都ハノイ市内のビンホームズ・オーシャン・パークに最初の充電スタンドを設置した。2021年内に全国63省・市に2万を超える充電スタンドの設置を計画しており、協力先を募っている。

技術提携も進めており、3月3日には台湾の輝能科技(プロロジウムテクノロジー:PLG)と覚書を締結。ベトナムに合弁会社を設立し、PLGの特許と技術を用いたEV用全固体電池パックの製造を進める。

ビンファストはベトナム北部ハイフォン市に工場を構えるほか、オーストラリアやドイツ、米国に研究開発拠点を有しており、北米や欧州でも11月からEVの受注を開始する予定だ。

(注)走行距離の上限は1,400キロ。それを超えると、1キロ当たり998ドンが加算される。

(庄浩充)

(ベトナム)

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