2月以降の新規の会社や支店の設立・登記数、前年同月比8割以上の減

ミャンマー投資企業管理局（DICA）の発表によると、同国の2020年度上半期（2020年10月～2021年3月）の会社または支店の設立・登記数は前年同期比34.2％減の6,037件となった。国軍が権力を掌握した2月以降、月次登録数が前年同月比で8割以上の減となった影響が大きい（2月は86％減の188件、3月は84％減の163件）。

2018年度（2018年10月～2019年9月）の会社または支店の設立・登記数は、1万6,406件（月当たり平均1,367件、注）。2019年度（2019年10月～2020年9月）は同じく1万6,213件（同1,351件）と順調に推移してきたが、2020年度は2021年4月以降も登録数が激減することが見込まれ、前年度実績を大きく下回るとみられる。

（注）ミャンマーでは2017年12月に、1世紀以上の長期にわたって有効だった旧会社法に代えて、新会社法が成立、2018年8月1日に施行された。

（山岡寛和）