100万人以上が新型コロナワクチン1回目接種、各種制限措置を再延長

(ミャンマー)

ヤンゴン発

2021年04月07日

ミャンマーでは、100万人以上が新型コロナウイルスのワクチンの1回目の接種を受け、約4万人が2回の接種を終了した。4月1日付の国営英字紙が報じた。ミャンマーでは、国民民主連盟(NLD)政権時より外国からの寄付を含めて約350万回分のワクチンを調達しており、医療従事者および医療ボランティアを最優先とし、続いて政府職員、民間医療従事者、銀行・運輸・ホテル・観光業界従事者、高僧、60歳以上の高齢者が優先的に接種している。

保健・スポーツ省の発表によると、4月4日までの新型コロナウイルス感染症数は累計14万2,511人、回復者は13万1,815人、死者は3,206人、総検体数は254万4,142人となっている。前週(3月29日から4日2日まで)の感染者は94人で、医療従事者の職場ボイコット運動(CDM:Civil Disobedience Movement)などにより、引き続き検査の大幅な停滞が続いている。

また、3月31日を期限としていた、夜間外出禁止、集会の禁止などの各種制限措置および、国際線の乗り入れ禁止や入国ビザの発給停止などの入国制限措置は4月30日まで延長されている。なお、新型コロナウイルス対策とは別に、ヤンゴン地域では午後8時から午前4時までの夜間外出禁止および5人以上の集会禁止、戒厳令が発令されたヤンゴン地域の6地区[フラインターヤー、シュエピーター、新ダゴン(北)、新ダゴン(南)、ダゴンセイッカン、北オカラッパ]では、午後7時から午前5時までの夜間外出禁止となっている(4月1日付在ミャンマー日本大使館)。

(細沼慶介)

(ミャンマー)

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