米ツイッター、ガーナにアフリカ初の拠点設立へ

(ガーナ)

アクラ発

2021年04月16日

米国のSNSツイッターのジャック・ドーシー共同創設者兼最高経営責任者(CEO)は4月12日、ガーナにアフリカ初となる拠点を設立することをツイッターで発表した。

ガーナのアクフォ=アド大統領はこれを歓迎し、「ツイッターとガーナの素晴らしいパートナーシップの始まりであり、同社の決定はテック産業の発展に極めて重要だ。これからのガーナでのビジネスは活気にあふれる時代になる」とリツイートした。

ドーシー氏は2019年11月に初めてアフリカ(ガーナ、エチオピア、ナイジェリア、南アフリカ共和国)を訪れ、約1年半を経て、ガーナを本拠地としてアフリカでの事業拡大を目指す決定をした。その理由として「ガーナにはアフリカ大陸自由貿易圏(AfCFTA)の事務局が置かれていることや、民主主義国で言論の自由があり、オンライン上の自由とツイッターが提唱するインターネットのオープン性があること」を挙げ、「アフリカ全体でのサービス改善と取り組みを支援し、域内での存在感を確立するという当社の包括的な目標と一致している」と述べた。

ガーナへのテック企業の進出は、2018年にグーグルがアフリカ初となる人工知能(AI)研究所を設置する発表があったほか、マイクロソフト、中国の華為技術(ファーウェイ)などもガーナでの事業を拡大している。

(関根広亮)

(ガーナ)

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