バンコク都が新たな規制措置を公表、一部地域のバーなどが閉鎖に

(タイ)

バンコク発

2021年04月07日

タイのバンコク首都庁(BMA)は4月5日、バンコク都内の3区(ワッタナー区、クロントーイ区、バーンケー区)(注)について、新たな規制措置を公表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。一部地域の娯楽施設において新型コロナウイルスのクラスターが相次いで発生したことを受けた措置となる。

ポイントは以下のとおり。

(1)以下の地域における娯楽施設および類似の施設、パブ、バー、カラオケなど施設を2021年4月6日から4月19日まで閉鎖する。

  1. ワッタナー区
  2. クロントーイ区
  3. バーンケー区

(2)上記(1)に該当する施設以外で、感染者のクラスターが発見されたもののいまだ14日間の閉鎖措置を講じていない施設については、防疫担当職員が個別に連絡をとり、14日間閉鎖措置を行う。

(3)防疫担当局の職員が娯楽施設、パブ、バー、カラオケなどで感染を確認した場合、防疫担当局の職員が当該施設の責任者にその旨を通知し、当該施設に対し14日間の閉鎖措置を行う。

なお、これら規制に違反した場合は、1年以内の禁錮刑か10万バーツ(約35万円、1バーツ=約3.5円)またはその両方が科せられる。

(注)ワッタナー区は、BTSアソーク駅、プロンポン駅、トンロー駅を含む北側周辺地域。クロントーイ区は、スクンヴィット通りをはさんだワッタナー区の反対、地下鉄クロントーイ駅含む周辺地域。バーンケー区は、バンコクの西側、地下鉄ラックソン駅を含む周辺地域。

(岡本泰、ナオルンロート・ジラッパパー)

(タイ)

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