入国禁止措置を拡大、対象国は39カ国に

(モロッコ)

ラバト発

2021年04月01日

モロッコ政府は3月29日、新型コロナウイルス感染拡大を抑制することを目的とし、フランスやスペインからの航空機と乗客の入国を翌30日から禁止すると発表した。入国禁止を解除する日は確定しておらず、今後新たに発表するとしている。

モロッコは既に37カ国からの航空機と乗客の入国を禁止しており、フランス、スペインを合わせ39カ国(注)が対象となる。第三国を経由した場合でも、出発国が対象国に該当する場合は、入国禁止の対象となる。

また、モロッコでは4月10日まで衛生緊急事態の延長が続いており(2021年3月8日記事参照)、政府は3月29日に現在継続中の午後9時~翌日午前6時の夜間外出禁止といった規制強化を4月13日までさらに継続すると発表した。

3月30日の新型コロナウイルス新規感染者数は665人、死者数6人、累計感染者数は49万5,421人、累計死者数は8,813人となっている中、再度の感染拡大の抑制に努めている。

(注)入国禁止対象国:アイルランド、アルジェリア、アルゼンチン、イタリア、ウクライナ、英国、エジプト、オーストラリア、オーストリア、オランダ、ガーナ、カメルーン、ギニア、ギリシャ、クウェート、クロアチア、コンゴ民主共和国、スイス、スウェーデン、スペイン、チェコ、デンマーク、ドイツ、トルコ、ニュージーランド、ノルウェー、フィンランド、ブラジル、フランス、ベルギー、ポーランド、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ボツワナ、ポルトガル、マリ、南アフリカ共和国、モザンビーク、リビア、レバノン

(石橋洋一郎)

(モロッコ)

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