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韓国SKIET、ポーランドでEV向けバッテリーセパレータ工場の増設発表

(ポーランド、韓国)

欧州ロシアCIS課

2021年04月12日

韓国のSKイノベーションの子会社SKアイイーテクノロジー(SKIET)は3月28日、ポーランドでリチウムイオンバッテリー用セパレータの生産工場を増設すると発表した。投資規模は約1兆1,300億ウォン(約1,130億円、1ウォン=約0.10円)で、同社にとって単一投資額としては過去最大となる。新たに800人の雇用創出を見込む。

ポーランド南部シロンスク県のカトビツェ経済特区に第3、第4工場を建設する。2021年第3四半期(7~9月)に着工し、2023年第4四半期(10~12月)から2024年第2四半期(4~6月)までに量産を開始する予定。セパレータの年間生産能力はそれぞれ4億3,000万平方メートルで、同経済特区で工事が進んでいる第1、第2工場と合わせると、ポーランドの工場だけで1年間に15億4,000万平方メートルの生産が可能となる。第1工場は2021年第3四半期、第2工場は2023年第1四半期の稼働開始を予定している。

今回の追加投資は、電気自動車(EV)の普及拡大に伴うリチウムイオンバッテリー用セパレータの需要の高まりを受けたもの。セパレータ市場は2020年の40億平方メートルから2025年には160億平方メートルまで拡大すると見込まれており、2023年以降は供給不足が予測されている。同社は先手を打って投資することで市場シェアを拡大し、メーカーとしての地位を高めることをねらう。

ヤロスワフ・ゴビン開発・労働・技術相は「SKIETが再び(投資先として)ポーランドを選んでくれたことをうれしく思うと同時に、今回の投資はポーランドが魅力的な国であることを裏付けた。さらに、世界的なトレンドであるエレクトロモビリティー(E-Mobility)の投資にポーランドが重要な役割を果たしている事実を確かめることができた。ポーランド経済を強化するために、われわれは先進的で高度な技術力を持った投資を受け入れる姿勢だ」と述べた。

なお、親会社のSKイノベーションはハンガリーにEV向けバッテリーの製造拠点を設置すると発表(2021年2月9日記事参照)しており、グループ全体で中・東欧でのEV向けバッテリー関連の生産体制を構築している。

(山根夏実)

(ポーランド、韓国)

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