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ベナン大統領選、現職タロン氏が大差で再選、投票率は50.2%

(ベナン、コートジボワール)

アビジャン発

2021年04月20日

西アフリカのベナンで4月11日に大統領選挙が実施され、大方の予想どおり、与党・進歩連合(UP)の現職パトリス・タロン氏が対立候補を大差で抑えて再選を果たした。

独立選挙管理委員会が13日に発表した公式暫定集計結果によると、得票率はタロン大統領が86.4%と、次点の「新興ベナンのための勢力(FCBE)」のアラサン・スマヌ氏(11.3%)ら2人の対立候補を大きく引き離し、過半数を獲得したことから、1回目の投票で当選が決まった。

今回の選挙では、候補者20人のうち、現職タロン氏と野党候補2人を除く17人の被選挙資格が否認され、投票前からタロン氏の再選が確実視されていた。事実上、「対立候補不在」となった選挙は有権者数490万人で、焦点の投票率は50.2%だった。憲法院は15日に開票結果を認定した。

主要野党は「候補者の排除」に反発し、選挙ボイコットとともに国内各地で抗議活動を繰り広げていた。特に主要野党の地盤であるサベ、チャウルなどの地方都市では、デモ隊が道路封鎖など選挙妨害行為を繰り広げる中、一部が暴徒化し、鎮圧に当たった治安部隊との衝突で多数の死傷者が報告された。

選挙プロセスをめぐって抗議デモが激化する中、秩序の混乱も予想されたことから、投票は厳戒態勢の中で実施された。全国546行政区のうち16行政区で投票が不可能となり、また、混乱への懸念から有権者の5割近くが投票しなかった。

西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)が派遣した選挙監視団は、全般として投票自体は大きな混乱に至らず平和裏に実施されたと評価した。一方、市民団体による選挙監視団は、票の水増しや買収、多くの行政・技術的不備がみられ、投票の自由が妨げられたとの見方を発表した。

(渡辺久美子)

(ベナン、コートジボワール)

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