米ニューヨーク州、5月中旬から屋内外の人数制限を一部緩和へ
(米国)
ニューヨーク発
2021年04月28日
米国北東部ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事(民主党)は4月26日、新型コロナウイルス感染拡大を受けた屋内外の各種人数制限措置を5月中旬から一部緩和すると発表した。ワクチン接種率の上昇や州内の検査陽性率が2.39%と2020年11月末以降で最も低くなった点などを規制緩和の理由として挙げている。
(1)5月15日から緩和する内容
- ニューヨーク市外のジムやフィットネスセンターの最大収容率を33%から50%に引き上げ。
- カジノやゲーム施設の最大収容率を25%から50%に引き上げ。
- オフィスの最大収容率を50%から75%に引き上げ。
(2)5月19日から緩和する内容
- 大型の屋外イベント施設(プロ・大学スポーツ、舞台芸術・娯楽の実演を含む)の最大収容率を20%から33%に引き上げ。
ただし、社会的距離の確保やマスク着用など州が求める感染防止策は引き続き守るよう呼び掛けている。クオモ知事は今回の制限緩和を「素晴らしいニュースだ」としつつ、「しかし、われわれはまだ苦境から脱していない。手洗い、マスクの着用、社会的距離の確保は、新型コロナウイルスに打ち勝つ努力を続ける中、各自が感染拡大を減速させるためにできる重要な事項だ」と強調している。
(磯部真一)
(米国)
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