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3月の就業者数は前月より約7万人増、失業率は5.6%に改善

(オーストラリア)

シドニー発

2021年04月19日

オーストラリア統計局(ABS)は4月15日、3月の雇用統計を発表し、就業者数(季節調整値)が前月から7万700人増加したことを明らかにした。失業者数は2万7,100人減少し、失業率は0.2ポイント改善して5.6%となった。

就業者数は、フルタイム労働者が2万800人減少したものの、パートタイム労働者が9万1,500人増加し、全体では前月比0.5%増の1,307万7,600人となった。また、労働参加率は0.2ポイント増の66.3%となり、過去最高値を記録した。月間総労働時間は2.2%増の18億時間、不完全雇用率は0.6ポイント低下の7.9%、労働力の未活用率は0.8ポイント低下の13.5%だった。

失業率を州別にみると、西オーストラリア州が1.3ポイントと大きく改善して4.8%となったほか、ニューサウスウェールズ州(0.3ポイント改善の5.4%)、クイーンズランド州(0.3ポイント改善の5.9%)、南オーストラリア州(0.5ポイント改善の6.3%)、首都特別地域(0.6ポイント改善の3.4%)で改善がみられた。一方、ビクトリア州(0.4ポイント悪化の6.1%)、タスマニア州(0.2ポイント悪化の5.9%)、北部準州(0.6ポイント悪化の5.6%)では悪化した。

前年同月比でみると、就業者数は0.6%増、労働時間は1.2%増となり、ともに、新型コロナウイルス感染拡大で減少を始める前の2020年3月を上回る水準になった。また、失業率は前年から0.4ポイント増加したものの、不完全雇用率(0.9ポイント低下)、労働力の未活用率(0.5ポイント低下)はどちらも前年を下回り、労働市場が回復していることを示した。ただし、ABSは、連邦政府による経済支援策の1つである賃金補助制度が2021年3月28日に終了したことによって、一部の労働者は失業あるいは転職しなければならなくなると予測しており、こうした影響は4月以降の雇用統計に表れる、と説明している。

(住裕美)

(オーストラリア)

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