日本人の第三国からのロシア入国も可能に

(ロシア、日本)

欧州ロシアCIS課

2021年04月23日

ロシア連邦政府は日本を含む29カ国からの入国規制を緩和した。対象国の国籍者や居住者は、自国からの直行便だけでなく第三国からの航空便によるロシア入国も認められる。

今回の措置は4月14日付連邦政府指示第963-r号「2020年3月16日付連邦政府指示第635-r号の修正」に基づくもの。連邦政府はこれまで、連邦政府指示第635-r号で定めるリストに掲載している国の国籍者や居住者に対して、自国からの直行便による入国のみを認めていたが、今回の改正により、自国以外のリスト掲載国からの入国も可能となった。

リスト掲載国は4月22日現在で以下の29カ国。ただし、英国、トルコ、タンザニアは6月1日までロシアとの間の定期便運航が一時的に停止されている(2021年4月15日記事参照)。

日本、韓国、ベトナム、シンガポール、インド、スリランカ、モルディブ、英国、ドイツ、フィンランド、スイス、ギリシャ、セルビア、ウズベキスタン、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、アゼルバイジャン、アルメニア、アラブ首長国連邦、カタール、トルコ、シリア、エジプト、エチオピア、タンザニア、セーシェル、キューバ、ベネズエラ

なお、渡航前72時間以内に実施したPCR検査の陰性証明書の入国時提示や、労働査証所持者に対する到着後14日間の自己隔離義務は引き続き適用される。

(戎佑一郎)

(ロシア、日本)

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