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コンゴ共和国大統領選、現職のサス・ンゲソ氏が大差で当選

(コンゴ共和国、コートジボワール)

アビジャン発

2021年03月26日

中部アフリカのコンゴ共和国で3月21日に大統領選挙が実施され、大方の予想どおり、コンゴ労働党(PCT)の現職ドニ・サス・ンゲソ氏が対立候補を大差で抑えて再選を果たした。野党の最有力候補とみられていた民主・人道主義者同盟(UDH-Yuki)のギ・ブリス・パルフェ・コレラス氏は、投票締め切りから数時間後に新型コロナウイルスの治療のためフランスへ搬送中、医療用航空機内で死亡したことがAFPにより伝えられた。

23日にエムブル内務・地方分権化相が国営テレビを通じて発表した国家選挙委員会の暫定集計結果によると、得票率はンゲソ大統領が88.6%と、次点のコレラス候補(7.8%)ら6人の対立候補を大きく引き離し、過半数を獲得したことから、1回目の投票で当選が決まった。最大野党UPADSは選挙をボイコットした。有権者数は約250万人、投票率は67.6%だった。憲法裁判所は近く選挙結果について認定を行う。

ンゲソ氏は1979~1992年に大統領を務めた後、その後勃発した内戦を経て1997年から再び政権の座にある。今回当選したことにより、通算40年を超える長期政権(注)となる。2002年に続く2015年の憲法改正で、大統領候補の年齢上限70歳が撤廃されるとともに、大統領の再選規定が「7年2期」から「5年3期」に変更され、2016年に任期満了となったンゲソ大統領の続投を可能としていた。

今後、ンゲソ政権が優先して取り組むべき課題として、不透明な債務問題をめぐって凍結されたIMFとの融資再開や経済再建など山積している。同国は産油国で石油収入が歳入の大きな割合を占めるが、近年の原油価格の低迷で経済は大きな打撃を受けた。債務が膨らんで緊縮財政を強いられており、経済再建に向けた国際的な支援が待たれる。

(注)1979~1992年、1997~2026年

(渡辺久美子)

(コンゴ共和国、コートジボワール)

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