政府が中小企業の国際調達市場進出を支援

韓国中小ベンチャー企業部は3月29日、「2021年中小企業海外調達市場進出支援事業」に参加する中小企業を同日から4月23日まで募集すると発表した。

この事業は総額8億ウォン（約7,840万円、1ウォン＝約0.098円）を投じ、国際調達市場への進出を希望する国内の中小企業を対象に、国際調達関連の教育やコンサルティング、マーケティングの支援を実施する。

支援対象企業として、新型コロナウイルス収束後の国際調達分野の有望産業育成のため、防疫関連企業などを中心に32社を選定する。

事業内容は、支援対象企業に4月から12月まで、第1段階で国際調達に関する教育やコンサルティングを実施後、第2段階では32社から8社を選抜し、さらにマーケティング支援などを提供する（注）。

同事業の担当課長は「K－防疫などによって韓国製品が世界的に優れた製品として認識されている」とし、「新型コロナウイルスの影響で苦境にある韓国の中小企業が新たな販路を開拓できるよう積極的な支援を行う」としている。

（注）第1段階の支援は無料、第2段階は費用の3割を企業が負担する。

（向野文乃）