新型コロナ各種制限措置を3月31日まで延長

(ミャンマー)

ヤンゴン発

2021年03月02日

ミャンマーの新型コロナウイルス予防・制御・治療国家中央委員会は2月27日、外出時のマスク着用義務や、夜間外出禁止、集会の禁止などの各種制限措置について、これまで緩和された措置を除いて、その期限を2月28日から3月31日まで延長すると発表した。また、国際旅客機の乗り入れや入国ビザの発給などの入国制限措置についても、3月31日まで延長されている。ただし、ヤンゴン管区などでは、新型コロナウイルス対策とは別に、2月8日に午後8時から午前4時までの夜間外出禁止令、および公共の場での5人以上の集会禁止令が発表されているため、注意が必要だ。

保健・スポーツ省の発表によると、2月28日までの新型コロナウイルス感染者数は累計14万1,896人、回復者は13万1,480人、死者は3,199人、総検体数は249万989人となっている。ここ数日の1日当たりの検査数は1,000件程度と、引き続き大きく低下しており、1日当たり新規感染者数は10~30人程度で推移している。

同省は、国軍の権力掌握以降、医療従事者の職場のボイコット運動(CDM:Civil Disobedience Movement)に伴う人手不足などにより、検査体制やワクチン接種、通常の医療サービスなどに支障をきたしている現状に鑑みて、医療従事者に対して、職場への復帰を強く訴えている。

(細沼慶介)

(ミャンマー)

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