ヤンゴン市内6つの郡に対して戒厳令を発令

(ミャンマー)

アジア大洋州課

2021年03月17日

国家統治評議会(SAC)は3月14日および15日、ヤンゴン市内の6つの郡に対して戒厳令を発令し、憲法419条に沿って、行政権および司法権をヤンゴン軍管区司令官に委譲すると発表した。15日および16日付国営紙によると、戒厳令は14日、ヤンゴン中心地から西方に位置し、複数の工場などで火災が発生したラインタヤー郡、北西のシュエピーター郡に対して、また、15日には東方に位置する新ダゴン(北)郡、新ダゴン(南)郡、新ダゴンセイッカン郡、北方の北オカラッパ郡に対して発令された。いずれの郡もヤンゴン郊外で、中心地を取り囲むように位置し、工業団地が多く立地するエリアだ。

また、在ミャンマー日本大使館の領事メール(16日付)によると、16日以降、戒厳令が発令された6つの郡においては、これまで午後8時から翌朝4時までとされていた夜間外出禁止令(2021年2月9日記事参照)が午後7時から翌朝5時までに変更になるという。

(アジア大洋州課)

(ミャンマー)

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