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2020年の貿易は輸出2.6%増、輸入15.4%減で黒字幅が拡大

(チリ)

サンティアゴ発

2021年03月02日

チリ中央銀行が2月23日に発表した資料によると、2020年の貿易(通関ベース)は、輸出(FOB)が前年比2.6%増の717億2,800万ドル、輸入(CIF)が15.4%減の590億3,200万ドルだった。貿易収支は126億9,600万ドルの黒字で、黒字幅は前年の8,700万ドルから大きく拡大した。

輸出を品目別にみると、鉱産物は前年比9.9%増の400億8,400万ドルだった(添付資料表1参照)。銅は、主な輸出先である中国の需要増に伴い8.3%増だった。2020年銅の国際価格の平均は1ポンド=2.80ドルで、前年と比べ2.7%上昇している。銅の主な輸出先は、中国(構成比:55.5%)、日本(10.0%)、韓国(7.6%)だった。また、鉄の輸出は前年の2.1倍に急増した。

農林水産物は、果物の輸出減が響き、前年比6.1%減の62億9,300万ドルだった。ブドウは15.5%減、リンゴは6.1%減となったが、サクランボは2.2%増と好調で、輸出全体の92.1%が中国向けだった。

工業品は、前年比5.1%減の253億5,100万ドルだった。食品はサーモン、マスともに2桁減となった一方、豚肉は40.5%増と大幅に増加した。ボトルワインは、中国や米国向けが減少したことにより全体で3.9%減となったが、ブラジル(構成比:12.4%)、英国(10.2%)、日本(9.4%)向けはそれぞれ増加した。

輸入を品目別にみると、輸入の半分を占める中間財は前年比14.1%減の297億4,700万ドルだった(添付資料表2参照)。中でも、エネルギー製品の石油、ディーゼルがそれぞれ45.6%減、30.8%減と大幅に減少した。

消費財は前年比19.2%減の162億6,100万ドルで、自動車、衣類、履物などが大きく減少した。一方で、携帯電話とコンピュータの輸入は増加しており、新型コロナウイルス感染拡大に伴うテレワークの推進や、教育機関におけるオンライン授業の常態化により、これら製品の需要が高まったことが要因となっている。

資本財は、機械類の輸入減により前年比13.6%減となった中で、モーター、発電機、変圧器2.2倍に増加した。

輸出を主要地域別にみると、アジア向けが6割弱を占め、国別では中国(構成比:38.2%)、米国(13.4%)、日本(8.6%)の順だった(添付資料表3参照)。中国と米国向けは銅の輸出増によるもので、フランス向けは航空機の輸出により大幅増となった。

輸入を主要地域別にみると、米州からが42.6%を占め、国別では中国(構成比:27.8%)、米国(17.8%)、ブラジル(7.3%)の順。米国とブラジルからはエネルギー製品の輸入が減少し、フランス、日本、韓国、タイからは自動車の輸入が減少した。

(岡戸美澪)

(チリ)

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