2021年の第1回補正予算を国会で議決

(韓国)

ソウル発

2021年03月29日

韓国国会は3月25日の本会議で2021年(暦年)の第1回補正予算を議決した。規模は前年本予算比11.8%増の572兆9,000億ウォン(約54兆9,984億円、1ウォン=約0.096円)(添付資料表参照)で、3月2日発表の政府予算案(補正)より400億ウォン減となった。

主な増額内訳は、(1)小規模事業者や新型コロナウイルスによる被害を受けた業種(農漁業、文化・観光・スポーツなど)への緊急支援、(2)雇用弱者への個別支援、(3)ワクチン購入代を含めた新型コロナウイルス防疫対策支援など新型コロナウイルスの感染対策の関連予算となった。

なお、補正予算の財源は、9兆9,000億ウォン規模の国債の追加発行で確保される見通しで、政府債務のGDP比率は48.2%となる。

〔諸一(ジェ・イル)〕

(韓国)

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