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第4四半期GDP成長率、前期比マイナス1.0%

(ニュージーランド)

シドニー発

2021年03月18日

ニュージーランド統計局は3月18日、2020年第4四半期(10~12月)の実質GDP成長率が前期比マイナス1.0%だったと発表した。新型コロナウイルス感染拡大抑制に成功し、大きく回復した前期の13.9%(改定値)からの反動減となり、前年同期比でもマイナス0.9%となった。2020年通年ではマイナス2.9%と、過去最大の落ち込みを記録した。

産業別にみると、前期に大きく伸びた建設業(8.7%減)と小売り・宿泊業(5.0%減)の減少が顕著だった(添付資料表参照)。一方、輸送・倉庫業(7.0%増)、芸術・余暇その他(2.9%増)、科学技術、管理・支援(2.0%増)、電気・ガス・水道(1.9%増)、鉱業(1.5%増)などは前期に続いて増加した。

ニュージーランドでは、2020年3月26日から新型コロナウイルスの警報レベルを最高位のレベル4に引き上げて「ロックダウン」状態となり、必要不可欠とされたビジネス以外は営業停止を余儀なくされた。その後、制限措置は段階的に緩和され、6月9日にはレベル1となり、入国規制以外の制限措置は撤廃されたものの、経済活動には大きな影響を与えた。さらに、8月に入ってオークランドを中心に市中感染が再び拡大したため、警報レベルを再度引き上げたが、10月8日には全土でレベル1の状態へ戻った。その後、2020年末まで市中感染の再発は見られなかった。

グラント・ロバートソン財務相は「政府の支援策が奏功し、ニュージーランド経済は回復力を維持することができた」と自信を見せた。ただし「いまも新型コロナウイルス感染拡大の影響を受ける産業を支援し、経済の回復と再建を推進していく」と決意を新たにした。

なお、2月に入って市中感染が再発したことから、オークランドでは2度にわたって警報レベルを3に引き上げ、外出制限措置を課した。加えて、国境閉鎖による外国人観光客減少の影響などから、2021年第1四半期(1~3月)の成長率は低迷するとの見方も出ている。

(住裕美)

(ニュージーランド)

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