1月の輸出額は前年同月比5.0%減、衣料品は5.8%減

(バングラデシュ)

ダッカ発

2021年03月08日

バングラデシュ輸出振興庁が2月に発表した統計外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますによると、バングラデシュの2020年度7~1月の累計輸出額は226億7,024万ドルで、前年同期比1.1%減となった(添付資料表参照)。そのうち、主要品の衣料品が3.4%減の184億773万ドルで、衣料品のうちニットは3.8%増の99億8,911万ドル、布帛(ふはく)は10.9%減の84億1,861万ドルとなった。

1月単月でみた場合、輸出額は34億3,679万ドルで、前年同月比5.0%減となった。衣料品は5.8%減の28億6,216万ドルに減少した。うち、ニットが3.5%増の14億6,294万ドル、布帛が13.9%減の13億9,922万ドルだった。

在バングラデシュの日系繊維商社は「1月は日本の主要地域における緊急事態宣言発出の影響で、日本のアパレル小売業界は全体的にさえない状況だった。また、顧客との先物オーダーに向けた商談も、間延び感やスピード感の遅れがあり、引き続き悩まされるケースがある」と話す。

(安藤裕二)

(バングラデシュ)

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