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セルロース・パルプ生産量、過去2番目の生産量を記録

(ブラジル)

サンパウロ発

2021年03月04日

ブラジル植林木産業連合会(Iba)は2月19日、2020年のセルロースとパルプの生産量を発表した。

パルプの生産量は前年比6.4%増の2,095万3,000トンに達し、2007年以降2番目に高い水準となった。製品別で見ると、トイレットペーパー・ティッシュ類と段ボールの生産量が拡大した。前者が1.4%増の133万トン、後者が4.9%増の79万8,000トンとなった。生産量が拡大した背景には、新型コロナウイルス禍によるフードデリバリーや買い物代行需要などの増加がある。2月19日付の現地の包装・印刷業界情報サイト「Two Sides」によると、Ibaのパウロ・ハルトゥング会長は生産拡大の要因として、「自宅で過ごす時間が増えたため、トイレットペーパーの使用やフードデリバリーの利用が増え、包装材に使用する段ボールの需要も高まった」と述べている。さらに、パウロ会長は新型コロナ禍で対応に追われている医療現場などで多く使用されている「マスクやエプロン、キャップなど個人防護具にもセルロース・パルプ素材が用いられている」ことにも触れ、「植林木業界は迅速かつ効果的に新型コロナ禍に対応できた」と述べている。

セルロースとパルプの輸出量は前年比6.1%増の1億5,628万トンだった。

今後もセルロースとパルプの国際的な需要増加と価格上昇が予想されることから、木材・製紙関連企業の投資拡大が見込まれている。2020年10月に発表されたIbaの年次レポートでは、2023年までの間で合計355億レアル(約6,745億万円、1レアル=約19円)の投資が予定され、約3万6,000の新規雇用を創出することが期待されるという。

2月19日付の現地紙「バロール」によると、スザノ、クラビン、エルドラード・ブラジル、ウェストロックなどの大手製紙メーカーは既に工場の新設・増設に着手しており、今後も新たな投資計画発表が見込まれるという。

(エルナニ・オダ)

(ブラジル)

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