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タンザニア大統領が急死、後任に初の女性大統領が誕生

(タンザニア、ケニア)

ナイロビ発

2021年03月23日

タンザニアのジョン・ポンベ・マグフリ大統領が3月17日、61歳で亡くなった。病死とみられる。約5カ月前に2期目の再選を果たしたばかりだった(2020年11月4日記事参照)。憲法の規定に従い、副大統領のサミア・スルフ・ハッサン氏が19日、第6代大統領に就任した。任期はマグフリ大統領の残り任期の2025年までで、サミア氏は東アフリカ諸国で初の女性大統領となった。また、マグフリ大統領の死去を受け、タンザニアでは4月7日まで21日間、喪に服し、期間中は政府施設に半旗を掲げる。

マグフリ大統領は2月27日以降、公の場に出ていないとされ、居場所や健康状態についてさまざまな憶測が飛び交っていた。厳しい報道規制が敷かれており、危篤状態を報じた者が「虚偽情報を流布した」として監禁・逮捕される事件が相次いでいた。

公式発表による死因は心疾患とされているが、英国BBCやケニアのメディアでは、新型コロナウイルスに感染し、容体が急に悪化したため、3月8日にケニアに特別機で移送され、ナイロビ病院のVIP室に入院し、昏睡(こんすい)状態のまま回復不能と判断され、生命維持装置を装着したまま、タンザニアに戻ったと報じられている。

注目される副大統領の人事

今後の政局は、誰が副大統領になるかがカギとなる。タンザニアは連邦制で、大陸部(タンガニーカ)と島しょ部(ザンジバル島)で構成されており、大陸部出身者が大統領の場合はザンジバル島出身者が副大統領となることが憲法に規定されている。サミア氏はザンジバル島出身のため、新たな副大統領は大陸部出身者から選ばれることになるが、人口規模が圧倒的に多い大陸部の方が実権を持つとされている。副大統領の任命には国会議員の半数以上が承認する必要がある。強固な政治基盤を背景に政策を推し進めてきたマグフリ大統領が亡くなったことで、タンザニア政治の今後の行方が注目される。

(西川壮太郎)

(タンザニア、ケニア)

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