第9期第1回国会が招集、新閣僚人事を承認

(ラオス)

ビエンチャン発

2021年03月25日

ラオスで3月22日、第9期第1回国民議会(国会)が招集され、ラオス人民革命党序列1位のトンルン・シースリット(75歳、前首相)が国家主席に、また序列2位のパンカム・ヴィパワン(70歳、前国家副主席)が首相に承認された。閣僚では17省、2省相当機関の大臣や監査主席、最高人民裁判所長官なども承認された(添付資料表参照)。うち主要経済閣僚としては、序列9位のソンサイ・シーパンドーンが副首相兼計画投資相を留任、また序列22位のカムペング・サイソムペング(前労働社会福祉相)が商工相、序列32位のボーヴィエンカム・ヴォンダラー(前科学技術相)がテクノロジー・ネットワーク相、序列71位のダヴォーン・ポンケオ(前エネルギー鉱山省副大臣)がエネルギー鉱山相となった。

今国会は引き続き3月26日まで開催され、第8期社会経済開発5カ年(2016~2020)計画/予算計画実施報告、第9期社会経済開発5カ年(2021~2025)計画/予算計画、政府会計監査機関・国家監査機関5カ年計画、最高人民検察院・最高人民裁判所5カ年計画などが提出、承認される予定。

写真 新国会議事堂。ベトナム政府からの1億1,000万ドルの無償援助により建設、3月20日にラオス政府へと引き渡された(3月21日付VNエクスプレス)(3月15日、ジェトロ撮影)

新国会議事堂。ベトナム政府からの1億1,000万ドルの無償援助により建設、3月20日にラオス政府へと引き渡された(3月21日付VNエクスプレス)(3月15日、ジェトロ撮影)

(山田健一郎)

(ラオス)

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